AIを導入すると、実際いくら分の効果が出るのか。この試算ツールは、いま人が行っている作業を挙げていくだけで、削減できる時間・金額と、初期費用の回収期間を計算します。
「AIで何割減らせるか」を直接聞くツールが多いのですが、それは利用者がいちばん知りたいことであって、答えられる人はいません。本ツールでは代わりに「その作業の進め方」を選んでいただき、そこから削減率を当てています。手順が固まっている作業ほどAIに任せやすく、都度判断が必要な作業ほど人に残る、というのが実務上の原則だからです。
AI導入 効果試算ツール
いま人が行っている作業を挙げ、AIに任せた場合の削減額と回収期間を試算します。入力内容はブラウザ内で計算するだけで、送信されません。
削減率はどう決まるのか/この試算の前提
「AIで何割減らせるか」は、その作業の手順がどれだけ決まっているかでほぼ決まります。本ツールでは選んだ進め方から次の値を当てています。
| 選んだ進め方 | 適用する削減率 |
|---|---|
| 毎回ほぼ同じ手順で進む | 65% |
| だいたい決まっているが例外がある | 45% |
| 半分くらいは人の判断が必要 | 25% |
| 都度の判断が中心 | 10% |
- 手順が固まっている作業ほどAIに任せやすく、都度判断が必要な作業ほど残ります。まず定型作業から着手するのが定石です。
- 削減時間がそのまま金額になるとは限りません。空いた時間を他の業務に充てられて初めて効果になります。
- 定着までに数か月かかるのが一般的です。初月から満額の効果は出ません。
- 時給は社会保険料などを含む人件費ベースで見ると実態に近くなります。
- 本ツールは概算であり、成果を保証するものではありません。
「どの業務が向くか分からない」という段階から、棚卸しをご一緒します。
試算結果の読み方
数字が出たら、次に確認したいのは「その時間を何に使うか」です。削減した時間を他の業務に充てられて初めて、試算どおりの効果になります。人を減らす前提でなくても、これまで手が回らなかった提案活動や改善に回せれば、同じだけの価値が出ます。
また、定着までには数か月かかるのが普通です。最初の2〜3か月は試算値の3〜5割程度で見ておくと、社内で共有したときに齟齬が出ません。
どの業務から始めるべきか
試算してみると、「毎回ほぼ同じ手順で進む」作業を持っている会社ほど効果が大きく出ます。逆に、都度判断が中心の業務ばかりだと数字が伸びません。これは試算の癖ではなく、実際にそうだからです。
最初の一歩は、AIの選定ではなく業務の棚卸しです。どの作業がどれだけの時間を食っていて、そのうちどれが定型なのか。ここが見えていないまま導入すると、ツールは入ったが使われない状態になります。
監修者
吉田健志/株式会社フルバリュー 代表取締役
Web支援約300社の知見をもとに、中小企業の経営者に向けてAI活用の実践知を発信しています。AI技術を軸に「売上最大化」「業務効率化」「人材活用」の3事業を展開し、法人向けClaude Codeコーチングを提供。自社の経営・提案業務にも生成AIエージェントを実装し、資料作成から顧客対応までAI活用を自ら実践しています。著書『インテリぶってるゴリラ直伝!30分で読める生成AI活用術』(三恵社)。
