Claude Codeの使い分け5パターン|ターミナル・VS Code・アプリ

外部モニター・ノートパソコン・タブレット・スマートフォン・キーボードが並ぶ作業環境

Claude Codeには、ターミナル版・VS Code拡張・JetBrainsプラグイン・デスクトップアプリ・Web版という5つの入口があります。動いているエンジンは同じで、設定ファイルやMCPの接続先も共有されます。違うのは、どこから呼び出すかと、何ができる場所で動くかです。

先に安心できる事実を書いておきます。5つはどれも同じエンジンで動いており、CLAUDE.mdや設定、MCPサーバーの構成は共通です。途中で乗り換えても、設定をやり直す必要はありません。「どれか1つを正しく選ぶ」問題ではなく、「今の状況に合うものから始める」問題です。

目次

5つの使い方の違いを一覧で比較する

何がどこまでできるかを、一枚で押さえます。

使い方 導入の手間 ローカルファイル 向いている人
ターミナル(CLI) コマンド1行 他ツールと組み合わせたい人/自動処理に組み込みたい人
VS Code拡張 拡張機能を追加 普段VS Codeで作業している人
JetBrainsプラグイン プラグイン+CLI IntelliJ・PyCharm等の利用者
デスクトップアプリ インストーラー実行 ターミナルが苦手な人/非エンジニア
Web 不要(ブラウザのみ) × 手元にない環境で作業したい人/外出先

この表で真っ先に押さえるべきは最終行です。Web版だけはローカルのファイルを直接扱えません。手元のパソコンにあるファイルを触らせたいなら、Web版は選択肢から外れます。

なお、いずれの入口を使う場合も、Claudeの有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)またはClaude Console(API向けアカウント)が必要です。無料プランには含まれていません。

ターミナル(CLI)は他のツールと繋げられる

コマンドライン版は、機能面でもっとも制約が少ない使い方です。導入は1行で済みます。

# macOS・Linux・WSL
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

# 作業フォルダに移動して起動
cd 作業したいフォルダ
claude

ターミナル版ならではの価値は、他のコマンドと繋げられる点にあります。

# ログの末尾200行を読ませて異常を探させる
tail -200 app.log | claude -p "異常があれば教えて"

# 変更したファイルだけをレビューさせる
git diff main --name-only | claude -p "これらのファイルをセキュリティ観点でレビューして"

この「パイプで繋ぐ」使い方は、他の4つではできません。定型処理の自動化やCI(自動テストの仕組み)への組み込みを考えているなら、ターミナル版が前提になります。

実行中は Shift+Tab で権限モードを切り替えられます。既定は変更前に確認を取るモード、acceptEdits は編集を自動承認、plan はファイルを変更せず提案だけを返します。

非エンジニアの現実的な第一選択はデスクトップアプリ

ターミナルという黒い画面に抵抗があるなら、ここから始めてください。アプリにClaude Codeが同梱されているため、Node.jsもコマンドライン版も別途インストールする必要がありません。

デスクトップアプリだけの機能も多くあります。

  • 視覚的な差分レビュー:変更前後が画面に並び、1件ずつ承認・却下できる
  • 複数セッションの並行実行:サイドバーから別々の作業を同時に走らせ、それぞれ独立して進む
  • 実行環境の選択:Local(手元のPC)/Cloud(クラウド上・アプリを閉じても継続)/SSH(リモートサーバー)/WSL(Windows)
  • アプリのプレビュー:開発サーバーを起動すると、ブラウザ枠に実際の画面が表示される
  • プルリクエストの監視:自動テストの結果を見張り、失敗の修正や条件を満たした場合の自動マージまで行える
  • 定期実行:毎朝のレビュー、週次の点検などをスケジュール登録できる

特に効いてくるのが「Cloud」です。これを選ぶとアプリを閉じても処理が続きます。夜のうちに走らせて朝に結果を見る、という使い方ができます。

VS Code拡張:普段の作業画面から離れずに使う

VS Codeを日常的に使っているなら、拡張機能を入れるのがもっとも自然です。エディタ内に差分がそのまま表示され、@ でファイルを指定でき、会話履歴もエディタ内に残ります。

導入は、拡張機能の一覧(Cmd+Shift+X / Ctrl+Shift+X)で「Claude Code」を検索して追加するだけです。インストール後、コマンドパレット(Cmd+Shift+P / Ctrl+Shift+P)で「Claude Code」と入力し、「Open in New Tab」を選びます。Cursorをお使いの場合も同じ拡張機能が使えます。

JetBrainsプラグイン(IntelliJ系IDEの利用者向け)

IntelliJ IDEA、PyCharm、WebStormなどのJetBrains製IDEにはプラグインが用意されています。差分の確認と、選択中のコードを文脈として渡す機能が使えます。

1点だけ落とし穴があります。JetBrainsプラグインは、別途ターミナル版(CLI)のインストールが必要です。プラグインだけを入れても動きません。VS Code拡張とはこの点が異なります。

Web版なら手元に環境がなくても使える

ブラウザから claude.ai/code にアクセスするだけで、パソコン側の準備は一切不要です。iOS・AndroidのClaudeアプリからも利用できます。

Web版が効くのは、次のような場面です。

  • 時間のかかる作業を投げておいて、後で結果を見に行く
  • 手元にダウンロードしていないプロジェクトを扱う
  • 複数の作業を並行して走らせる
  • 外出先のスマホから、思いついた作業を投げておく

制約は1つだけ。手元のパソコンにあるファイルを直接扱えないことです。ローカルファイルの整理や書き換えが目的なら、デスクトップアプリかターミナル版を使ってください。

結局どれを使うべきか

やりたいことから逆算すると、迷う余地はほとんどありません。

やりたいこと 選ぶべき使い方
とにかく簡単に始めたい/ターミナルが苦手 デスクトップアプリ
手元のファイルを整理・書き換えさせたい デスクトップアプリ or ターミナル
他のコマンドやCIと繋げて自動化したい ターミナル
普段VS Codeで作業している VS Code拡張
IntelliJ・PyCharmを使っている JetBrainsプラグイン(+CLI)
外出先やスマホから作業を投げたい Web
長時間の作業を投げて放置したい Web、またはデスクトップアプリの「Cloud」

設定は共通なので、乗り換えの手戻りは起きない

5つの使い方はすべて同じエンジンで動いており、CLAUDE.md・設定・MCPサーバー・スキルは共通で効きます。デスクトップアプリで作ったCLAUDE.mdは、そのままターミナル版でも読み込まれます。

作業の途中で場所を移すこともできます。ターミナルで作業中に /desktop と入力すればデスクトップアプリで続きを開けますし(macOSとx64版Windowsに対応)、Webで始めた作業は claude --teleport でターミナルに引き継げます。

最初にどれを選ぶかで悩む必要がないのは、このためです。始めやすいところから始めて、必要になったときに移ればよい。導入手順はClaude Codeの始め方にあります。

5つ以外の連携先

この5つに加えて、次のような場所からもClaude Codeを動かせます。開発チーム向けの内容ですが、選択肢として知っておくと役立ちます。

  • GitHub Actions / GitLab CI/CD:プルリクエストのレビューや課題の振り分けを自動化する
  • Slack:バグ報告を送ると、修正のプルリクエストが返ってくる
  • Chrome:動作中のWebアプリケーションを実際に操作しながら不具合を調べる

まとめ

Claude Codeはターミナル・VS Code・JetBrains・デスクトップアプリ・Webの5つから使え、すべて同じエンジンで動き、CLAUDE.mdや設定は共通です。

非エンジニアの第一選択はデスクトップアプリ(Claude Code同梱・視覚的な差分確認・並行実行が可能)。他のコマンドやCIと繋げたいならターミナル版。普段のエディタから離れたくないならVS Code拡張かJetBrainsプラグイン(後者はCLIも必要)。手元に環境がなくてもよい、外出先から投げたいならWeb版。ただしWeb版だけはローカルファイルを直接扱えません。

途中で場所を移せるので、最初の選択に時間をかける意味はほとんどありません。いちばん近い入口から入って構いません。

むしろ時間をかける価値があるのは、その先です。自社の体制に合った使い方の選定や実務への組み込み方については、フルバリューが中小企業向けにClaude Code活用の伴走支援を行っています。無料のAI活用相談(30分)で、業種や状況に合わせた進め方をご相談いただけます。

よくある質問

Claude Codeはどこから使うのが一番簡単ですか。

デスクトップアプリです。アプリにClaude Codeが同梱されているため別途インストールが不要で、変更内容が画面上の差分として表示され、1件ずつ承認できます。ターミナルの操作を覚える必要がありません。

ターミナル版とデスクトップアプリを併用できますか。

できます。同じプロジェクトで同時に動かすことも可能で、CLAUDE.md・設定・MCPサーバー・スキルはどちらでも共通して効きます。ターミナルで /desktop と入力すればデスクトップアプリに作業を引き継げます(macOSとx64版Windows)。

Web版でパソコンの中のファイルを編集できますか。

できません。Web版はブラウザ上で動作するため、手元のパソコンにあるファイルを直接扱う用途には向きません。ローカルファイルを扱うならデスクトップアプリかターミナル版を使ってください。

VS Code拡張とJetBrainsプラグインの違いは何ですか。

機能面ではどちらもエディタ内で差分を確認できますが、JetBrainsプラグインは別途ターミナル版(CLI)のインストールが必要です。VS Code拡張は拡張機能の追加だけで使えます。

途中で使う場所を変えると、設定をやり直す必要がありますか。

ありません。5つの使い方はすべて同じエンジンで動いており、CLAUDE.md・設定・MCPサーバー・スキルは共通です。始めやすいところから始めて、必要になったときに移る前提で問題ありません。

この記事の出典

本記事の仕様・価格に関する記述は、次の一次情報(2026年7月時点)を参照しています。各社の仕様は変更されることがあるため、契約前には必ず公式ページでご確認ください。

監修者

吉田健志/株式会社フルバリュー 代表取締役

Web支援約300社の知見をもとに、中小企業の経営者に向けてAI活用の実践知を発信しています。AI技術を軸に「売上最大化」「業務効率化」「人材活用」の3事業を展開し、法人向けClaude Codeコーチングを提供。自社の経営・提案業務にも生成AIエージェントを実装し、資料作成から顧客対応までAI活用を自ら実践しています。著書『インテリぶってるゴリラ直伝!30分で読める生成AI活用術』(三恵社)。

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利益相反について

フルバリューは、中小企業向けにClaude Code活用の伴走支援サービスを提供しています。本記事はそのフルバリューが執筆・監修しており、記事末尾では自社サービスの案内も行っています。Claude Codeの提供形態や機能はAnthropicの公式ドキュメント(2026年7月時点)に基づき記載していますが、その立場を踏まえたうえでお読みください。

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